多くの分野に対応する ROI テンプレートと計算ツール

Google アナリティクスは、コンテンツの財務的価値を判断し、ROI を計算するのに役立ちます。Google アナリティクスを使用して、Web サイト、Facebook、ニュースレター、その他のソースなど、すべての Web マテリアルの URL を追跡します。誰がどのようにサイトを訪れたのかを追跡できます。例えば、Facebook の投稿からサイトにアクセスされた回数や、サイトからコンテンツがダウンロードされた回数などをカウントすることができます。

Google アナリティクスを設定するには、最初にログインするか、アナリティクス アカウントを作成します。[Admin (管理)] タブでプロパティを設定します。プロパティとは、追跡したい Web サイトやアプリです。Google アナリティクスの設定方法は以下のとおりです。

• [Account (アカウント)] 列で、プロパティを追加するアカウントを選択します。

• 設定する Web サイトやアプリが表示されない場合は、[プロパティ (Property)] 列で [+ Create Property (プロパティの作成)] をクリックします。

• Web サイトとアプリのどちらを分析するかを選択します。

• アプリの場合は、[Firebase] をクリックします。メニューからアプリを選択し、[Connect App (アプリの接続)] をクリックします。

• アプリを選択した後、または Web サイトをお持ちの場合は、名前を入力します。

• Web サイトの場合は、Web サイトの URL を入力します。

• [Industry Category (業界カテゴリ)] を選択します。

• [Reporting Time Zone (レポートのタイムゾーン)] を選択します。

• [Get Tracking ID (追跡 ID の取得)] をクリックします。この選択により、プロパティの設定が完了します。

• データを収集するには、追跡コードを設定します。

プロパティにレポート ビューを設定します。追加したフィルターに基づいてデータ レポートを表示できます。

• 作成するビューの [Account (アカウント)] と [Property (プロパティ)] に移動します。

• [View (ビュー)] 列でメニューをクリックし、[+ Create New View (新しいビューの作成)] をクリックします。

• Web サイトまたはアプリのいずれかを選択します。

• 名前を入力します。

• [Reporting Time Zone (レポートのタイムゾーン)] を選択します。

• ユーザー ID が有効なプロパティがある場合は、[ON (オン)] をクリックしてユーザー ID ビューを作成します。レポート ビューのみが必要な場合は、[OFF (オフ)] のままにします。

• [+ Create View (ビューの作成)] をクリックします。

• 設定を編集します。

Web サイトやアプリに追跡コードを追加します。

• 追跡コードを追加するアカウントとプロパティに移動します。

• [Tracking Info (追跡情報)] をクリックします。

• [Tracking Code (追跡コード)] をクリックします。

• 生成されたコード (グローバル サイト タグ) を選択してコピーし、Web サイトに貼り付けます。グローバル サイト タグの例を次に示します。

 window.dataLayer = window.dataLayer || [];

 function gtag(){dataLayer.push(arguments);}

 gtag('js', new Date());

 gtag('config', 'UA-69350417-1');

に貼り付けます。グローバル サイト タグがすでに存在する場合は、構成行のみを追加するか、‘config’ に続くコードを追加します。この場合は以下のようになります。

• 追跡するページごとに、

'config', 'UA-69350417-1'

Web サイト ROI 計算ツールのテンプレート

分析ページに目標を追加して、ページのパフォーマンスを判断できます。Web サイトやアプリからこの Web サイト ROI 計算ツールに情報をインポートして、Web ベースのトラフィックの ROI を判断します。Web サイト キャンペーンの概要はロールアップ シートに表示され、どのキャンペーンが最も成功しているかを比較できます。

Web サイト ROI 計算ツールをダウンロード - Excel

この計算ツール テンプレートには、個別のキャンペーンに向けたスプレッドシートがあります。各キャンペーンのインプットは次のとおりです。

• 数値が更新された日付

• 通貨

• 更新するスタッフの名前

• ROI 目標 (パーセント)

• ROI 目標 (日数)

• サイトのローンチ日

• ユニークな訪問者の数

• ユニークな訪問者の純増数

• ページビューの数

• 開発コスト

• コンセプト開発

• 運営、サポート、ホスティング

• 社内リソース

• その他のコスト

• マーケティング コスト

• 行動喚起と収益

これらのインプットから、次のアウトプットが得られます。

• サイト実行日数

• 平均ページビュー (訪問者 1 人あたりのページ数)

• 開発コストと運用コストの合計

• マーケティング コストの合計

• 開発、運用、マーケティングの合計

• 収益合計

• ROI 率 (0% を超える場合は利益)

• 収益/コスト (投資収益率)

• 損益分岐点に達する日数 (現在のアクティビティ率で)

• ROI 目標を達成するまでの日数 (現在の速度で)

• 予後: 記載された期間と現在の速度に基づく ROI

Web コンテンツからの収益を把握するもう 1 つの方法は、オンラインの売上を確認することです。Web サイトで製品を販売するたびに、デジタル コンテンツを使用して顧客を販売ページにプッシュできます。ブログ記事を投稿するたびに、顧客が製品にリーチするためのリンクを記載できます。これらのページ訪問から、期間中に獲得した収益とコンテンツからの訪問数を確認します。

SNS やマーケティング コンテンツの管理に使用できるプログラムは他にもあり、購入することもできます。中には、レポート作成を容易にするために既存のソフトウェアに組み込めるものもあります。収益がソーシャル マーケティング コンテンツに依存している場合は、それらの機能と使いやすさを確認しておくとよいでしょう。たとえば、Hootsuite (フートスイート)、Hubspot (ハブスポット)、Buzzsumo (バズスモー)、Quintly (クイントリー) などがあります。